なぜ英会話の場面では言える事しか言えないのでしょうか

英会話で、特に初級者のころは、誰かと英語で話しているときには「言えることを言う」のが精いっぱいになるかと思います。

「日本語だったらこう言いたいんだけれど、英語では何と言って良いかわからないので言える範囲で言う」というのが正直なところでは無いでしょうか?

そして会話が終わった後で「あー、本当はこう言いたいんだよな」「日本語だったらこう言えたのに」と、ちょっと落ち込んで、そして思うわけです「いつになったら自分が言いたいことが英語でも言えるようになるんだろう」

そして何かしなければと思い、「単語が足りないのかな?文法の知識が足りないのかな」と文法書に手を出してみたり、単語が簡単に覚えられそうなアプリを使ってみたりするのですが、相変わらず言えることは言えるけれど、言えないことは言えないまま。ちっとも変わらない。

そんな負のスパイラルから抜け出して、英語でも言いたいことがスラスラと言えるようになる具体的な方法をご案内します。

なぜ英会話の場面では言える事しか言えないのでしょうか。それは普段の英語学習で言える事だけ言う練習しかしていないからです。普段の練習でも「日本語では言えるのに、英語では言えないこと」を英語で言う練習をすればよいのです。

このときに、よくある「フレーズ」や「とっさの一言」では、あまり効果がありません。実際の会話で、特に英語ネイティブとの会話では、一言で済むことなどめったにないからです。

では、どういう文が良いのでしょう。これくらいのわかりやすくてちょっと長い文がおススメです。いろいろな気づきが得られるからです。

ある朝、通勤電車が線路のポイント故障で止まった。すぐに駅員がプラットフォームでその電車を待っていた人たちに電車が動かなくなったことを放送で伝えた。その直後、ホームにいた人たちがこぞって別の電車に乗り変えようと改札口に向かった。しかし、最後の人は改札口を出るのに、通常1分もかからない所を10分近くかかってしまった。さらには、その故障により、2時間に渡り、すべての電車を止めなければならなかった。

今まで、こんな長い日本語を英語にする練習をあまりしてこなかったのではないでしょうか?これくらいのわかりやすくてちょっと長い文を英語にする練習を重ねていると、いざというときにスラスラと英語が話せるようになります。

こちらのYouTube動画でご紹介しています。

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山口智子

英語教育学修士

ケンブリッジ大学英検YLEスピーキング試験官

30年にわたる英語教育による実践と体験から、英語を効率よく身に付ける英語学習法『マンガENGLISH』を開発。『マンガENGLISH』を紹介した書籍を9冊執筆(10時間で英語脳を作る本、など)。小中学校や英会話スクール、商工会等で講演や英会話レッスン多数。英語教師養成など、英語を通した独立支援にも取り組んでいる。